FC2ブログ
TOP > 道楽記 > おいしいこと

おいしいこと 2009.05.05

 過去2つのエントリで「書くこと」について書き、コメントや感想をいただいたりしつつ(ほんとにありがとうございます)、考えている。

 結局のところ、誰にとっても有益な情報なぞ発信できるはずもなく、誰にも背かない、毒にも薬にもならないような言葉ならわざわざ形式に迷いながら無理矢理出さなくても同じじゃないのかと思ってみたり、どうにもまとまらない。


From Kensington



 誰かの害になる可能性がなく(低く)、うまくすると役にたってしまうかもしれない情報を発信ってないだろうか。おいしいたべものの話ってどうか。世の中にはたべものを批評することに全力を傾けるひともいるけれど、気に入らないものについてはわざわざ書く必要はないし、これがおいしかったよーという話は必ずとは言えないものの誰をも傷つけず、誰かをしあわせにする可能性が(けっこう)ある。

 「考える」「書く」というハビトゥスを採用している限り、考えたくないこともときとして考えなくてはいけないし、書きたくないことも書かねばならないときがある。そこで苦みを伴わずに行為に及ぶことは、行為そのものの価値を減じることになる。

 けれど、(やむにやまれない状況を除けば、)おいしくないものをわざわざ選んで食べることはない。食べものがおいしいという基本的なしあわせに関しては、わりとひょいっと書いちゃっていいんじゃないだろうか…。

 もちろん、「食」にまつわるエトセトラに関して「書く」真摯な営みを軽んじているわけではなく。

食の共同体―動員から連帯へ食の共同体―動員から連帯へ
(2008/05)
池上 甲一岩崎 正弥

商品詳細を見る



 書くことに身構えて疲れたらおいしいものの話でも書こう。そう思って晩ごはんにノグリラーメンをつくった。


 


 

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
«  | ホーム |  »