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えとらんぜ 2009.11.17

 パリに来て1週間、さすがに限界だということで洗濯に行った。居候しているおうちの道路を挟んで目の前にあるコインランドリーを兼ねたクリーニング屋さんに大きいバッグを2つ提げて入ってみた。

 入るなり中国語で声をかけられる。看板には漢字はひと文字たりとも入っていないし、店のご主人も奥さんもフランス語を流暢に操っているけれど、中国系移民のお店だった。お客さんは中国系とそれ以外(観察していただけではこうとしか表現のしようがない)が半々くらい、どちらもなじみが多い感じの雰囲気。用がある風でもないけれど子供連れで入ってきて、世間話をしながら長居していく奥様もいる。

 面食らって言葉に詰まるわたしに「あら、中国人じゃないのね。ごめんなさいね」(ということを言われたというのはなんとかわかった)とフランス語で洗濯のしかたを説明してくれる奥さん。何分いくら、というところまで細かく。だいたいのところはわかるものの、適切な相槌がうてない。親切にしてもらってお礼を言いたいのに、メルシー、メルシーボクゥの一点張りになってしまう。完全にエトランゼ。



 恥ずかしいのは、わかっちゃいてもつい「英語でなんとかなる」と頭のどこかで思ってしまっているところ。フランス語の単語をひねり出しつつも、口からついつなぎに英語が出てきてしまい、相手を余計混乱させてしまうことがある。実践的な練習の必要性を痛感するのは何度目になろうか…



 そんなこんなでなんとか洗濯を終え、乾燥を待っている間に店内を観察。乾燥機の前の柱に寄りかかってコインの入れかたや値段(北米よりだいぶ高い…)など相違点と共通点をチェックしたり書きつけたりしていると、わたしのあとから入ってきた中国系とおぼしきおばちゃんに声をかけられる。おそらく「あんた、そんなとこ突っ立ってないでベンチ座んなさいよ、せっかく置いてあるんだから」みたいなことを言ってくれたのだろう(表情と口調とジェスチャーから推測)。そのまま何かぶわーっと話しかけてくるおばちゃん。

 またもやしどろもどろになり、なんとか「ごめんなさいわかりません中国人ではないので」とゆっくり発言…し終わる前に奥さんがフォローを入れてくれる。「日本人で、旅行者で、すぐそこの友達の家に住んでて、えっとえっと」と必死に言うと、どちらもそうかそうかと頷いてくれた。しかし、会話は続かない。



 あぁごめんなさい…と思いながらせこせこ洗濯ものを片してそそくさ店を出ようとすると、どちらかというと強面のご主人が「またな(A bientot)」と言ってくれた。

 エトランゼ、粛々とがんばります。

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