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Night on Earth 2009.10.26

ナイト・オン・ザ・プラネット [DVD]ナイト・オン・ザ・プラネット [DVD]
(2009/09/25)
ウィノナ・ライダージーナ・ローランズ

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(疑問な邦題、『ナイト・オン・ザ・プラネット』…そのままではいけなかったのか?)

 ロード・ムービーといえなくもない短篇が5本。英語台詞のところは英語で、そうでないところは英語字幕で鑑賞。パリが舞台の部分も、字幕つきで観ましたとも…アクセント云々の話(全盲の乗客がフランス語から運転手の出身を当てる場面)も出てくるけれど、さっぱり違いを判別できず…。


 短篇集でロードムービーで多言語で舞台があっちこっち行って、というのは実はかなり好きな条件のような気がする。観終わって「うわー名作だー!!」と思ったわけではないけれど、折々に何度か観返す映画になるのではないかな。


 ところでたまには英語学習者的な話などを。

 英語で1本目のウィノナ・ライダー演じるタクシードライバーが電話口で言うセリフに

 “Don't worry about nothing, boss”

 というものがある。真面目に高校で英語文法をやった頭で思わず「ん、二重否定?」などと思ってしまうけれどそうではない。単純に「な~んにも心配しないでくれよ、ボス」、という意味。

 ネイティヴの言葉に耳をそばだてていても、日常会話の中でも「全然~ない」というときにnotとnothingを同時に入れることはかなり頻繁にある。英語の先生にはあまり上品な言い方ではないので気をつけてね、と言われたけれど、みんな言っている。日本語の「全然いい」「全然大丈夫」と似たような、正しい(とされてきて、されている)用法に話者の込めたいニュアンスが勝ってしまったタイプの文法崩壊なのだろうか。二重否定とややこしいので、文法的に市民権を獲得するにはもう少しかかるのだろうけれど。

 日本語でも「全然~ない」の例に限らず、否定の意味合いを持つ言葉の持つニュアンスは話し手の意図で変化しやすいものらしい。

 昔から“負けず嫌い”という言葉の成り立ちと意味のミスマッチが個人的に謎だった(「負け(ることが)嫌い」なのになぜ「負け“”嫌い(=負けない嫌い)」なのかということ。「食わず嫌い」は「食わない(のに)嫌い」なのに…)。認知言語学の先生に疑問をぶつけてみたところ、そういう回答をいただいた。

 そういえば“ぜんぜん”にしろ“ず”にしろ、強い濁音で力を込めやすいしな、と妙に納得したけれど、このへんは所詮感覚的な話。

コメント

まあ、認知言語学って悪く言えば
感覚にそれっぽい理屈をつける分野だから(笑)
でもおもしろいねえ、この現象。

2009.10.27 | URL | かじ #- [ 編集 ]

この映画、最初のタクシーの女の子のが一番好きやったな。かっこいいかわいい女の子やったな。

2009.10.29 | URL | ishida #- [ 編集 ]

> かじさん
 なるほど妙に納得(笑)わたしの知る認知言語学者のセンセイは確かにまず感覚ありきな方が多いような…。某Y先生の感覚に訴える熱弁が懐かしいです。

> いしだくん
 LA、NYもめちゃめちゃいいけどわたしはパリ編がいちばんすきだなぁ。
 かっこかわいいウィノナ・ライダーはなんといっても『Girl, Interrupted(17歳のカルテ)』も要チェックですよ。まずもって顔がきれいすぎるよなぁ。

2009.11.07 | URL | fumico #- [ 編集 ]

あ!この人ウィノナ・ライダーかー◎
みたことあるよ17歳のカルテ、そうかーなるほど

2009.11.08 | URL | ishida #- [ 編集 ]

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