FC2ブログ
TOP > 徒然記 > 図書館新世紀

図書館新世紀 2009.10.03

 ダウンタウンの中心Yonge×Bloorに程近いところに巨大な図書館、Toronto Reference Libraryがある。普段勉強には家の近所の図書館を利用することが多いのであまり行く機会がないのだけれど、待ち合わせついでに久しぶりに行ってみた。まともに座って作業をするのは4月のはじめ、心細さに負けてアカデミックのかほりを求めにやってきて以来。以前ehonさんのブログでも図書館で行われていたダンス教室のレポートをされていたけれど、この日も何か派手なイベントがあったらしく、舞台を片付けている最中だった。

 それにしてもトロントの図書館はいろいろなイベントがある。移民向けの英会話のクラスはどこのブランチでもやっているし、パソコン教室だとか料理(!?)教室だとかもやっているところがある。それもう“図書”館ちゃうやーん、と思ってしまうのだけれど、考えてみれば図書館が“図書”館であり続ける必要なんてどこにもないのだった。

 日本語・中国語の図書館、英語のlibrary、フランス語のbibliotheque(アクサン省略)、アラビア語のmaktaba、どれも“その施設”を表す名詞は“本の場所”という語源をもつわけだけれど、それはたまたま“その施設”ができたころの情報の媒体の中心が本だったからだ。“その施設”の黎明はいつごろなのかは知らないが、きっと蓄積された情報を得る手段の筆頭に書物がきていたのだろう。

 いま、本はナンバーワンではない…とは(学徒のはしくれとしても、一匹の本の虫としても)言わないし言いたかないが、だんとつトップではないことは誰も否定しないだろう。そういう時代の中にあるということを全身で受けとめて、語源からも、語源が示唆する旧来の定義からも脱却して、なお情報の中枢であり続けようとする姿勢が、トロントの“library”にはわかりやすく感じられる。

 もちろん世界のあらゆるところでたくさんの“その施設”がさまざまな形で同じ進化を試みている。わたしのお世話になっている“図書館”だってそうだ。

 そしてそんな“新世紀図書館”にふさわしい素敵な“新世紀ライブラリアン”も知っている。

 ここで会えます!



 詳細はこちら

図書及び図書館史 (JLA図書館情報学テキストシリーズ (12))図書及び図書館史 (JLA図書館情報学テキストシリーズ (12))
(2000/04)
小黒 浩司

商品詳細を見る

コメント

情報館?

昔は図書に情報が詰まっていたから図書館でよかったのだけれど、きっと、情報が人の中に偏在したりしてしまって今だと情報館??情報の交換に人が集う場所?かな。料理の情報、xx分野の情報。ウェブはその仮想的なものの究極の形でしょうか。

そんなことを思いました(^^)

2009.10.03 | URL | akipponn #OARS9n6I [ 編集 ]

ごめんなさいせっかくのいただいたコメント放置してました X-(

総合大学だってそうですよね、ありとあらゆる情報、それも第一線の専門家が集う場所だから。その貴重な情報、できるだけ簡単にアクセスできる場所であってほしいと思います。うちの学部なんか、名前からするとその最たる存在をしょっているかのような…??

2009.10.16 | URL | fumico #3jISyIMY [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL:
«  | ホーム |  »