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ひかりをみる 2009.08.07

 "観光"という言葉の語源は諸説あるようだ。Wikipediaでは『易経』説が紹介されているけれど、京都の某有名なお寺さんのご住職からはもとは仏教用語ですよと教えられたし、観光人類学の授業ではまた違う説を聞いた気がする(ごめんなさいどんなだったかは忘れました)。

 "調査"というわけでもないし、友達を訪ねるのはついでのようなもの。となると他に目的もないので、「観光旅行」に分類されるようなことを、目下しているわけである。とはいえガイドブックとにらめっこしてばりばりの観光地をくまなく回るスケジューリングをするのはとても苦手、というか好きでない。地元民に「なんでそんなとこ行くの…」と言われるようなふつーの生活の場ばかりを歩くのが好きだ。観光地にしようとがんばっているムーヴメントと、ふつうのしみったれ生活がちょうど五分五分(だいたいが生活優勢)くらいでせめぎあっていたりするところもおもしろい。

 ひたすらもくもくと歩くことを厭わないので(むしろ好き)、たとえ数日の滞在でも、人生の拠点を置いて暮らしているひとと同じ目線でものが見えるようにひたすらぐるぐる歩く。「旅行」という行為が自分にとって新しいものだったころ(家族旅行という概念のないうちで育ったので、修学旅行の類はいちいち身構えていた)と比べたら落ち着きも出てきて、「ここに来たからにはこれを見ないと/しないと/食べないと」みたいな強迫観念もなく、のったりゆったり歩いて旅の時間を過ごしている。

 晴耕雨読じゃないけれど、昼間は街を歩いてひとと話して、ときどき休憩したりするときや夜宿に帰ってからは本を読む暮らし。善きかな。

 しかしカナディアンロッキーを滅法に歩き回ってグリズリーベアに遭うと困るのでツアーをひとつ入れた。



 観光人類学が大々的に冠された本でちゃんと通して読んだのはこのくらい
バリ 観光人類学のレッスンバリ 観光人類学のレッスン
(1999/01)
山下 晋司

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 もう10年前の本。あとはバリ関連の映像作品をたくさん見る機会があったけれど、いずれも古いものばかりだった。現在は・・・

 と思っていたら新刊発見。もうこの分野(少なくとも日本では)は専売特許?
観光人類学の挑戦―「新しい地球」の生き方 (講談社選書メチエ)観光人類学の挑戦―「新しい地球」の生き方 (講談社選書メチエ)
(2009/01)
山下 晋司

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Culture On Tour: Ethnographies Of TravelCulture On Tour: Ethnographies Of Travel
(2004/11/15)
Edward M. Bruner

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シンプルなタイトルひかれる。Google Booksで発見したのでひろいよみ。
最近イリノイ大学の人類学者立て続けにひっかかる。なにかご縁あるかもないかも…調査継続。

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