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カテゴライズ 2009.06.03

 日本人のお兄さんとお話していて、どういう流れだったか「日本ってカテゴリ分けるのがすきだよねー」という話になった。"20代女子"というのもそうだし、"アラサー"、"F2"、"草食系男子"、"肉食系女子"、新たなカテゴリが日々生まれては消え生まれては消えしているように見える。こういうカテゴライズはどの程度リアリティをもつものなんだろうか。「あ、わたし肉食系女子だわー」とか「あのひと典型的草食系男子だよねー」とか…?少なくともわたしにとって自分が属する"20代女子"というカテゴリはなんの意味ももたない(相対的に、10代女子なら無理なパブで飲むという行為ができるという程度かな…)。

 トロントに暮らすひとびとについて言えば、「そのひとが何者であるか」ということを規定する要素が実に多く、いちいち項目立てすることなどほぼ不可能だ。"トロントニアン"も"カナダ人"も曖昧だし、"〇〇系××人"もだいぶ混ざってしまっているのであまり意味がない。「わたしは日本から来た日本人です」と言える(としか言えない)状況というのは、ここでは特殊だ。"トロント生まれトロント育ちの中国人"の多さは言うに及ばず、韓国からの移民も多いので、"Korean"は実にいろいろな背景のトロント市民(留学生を含む)を包摂するカテゴリになりつつある。

From Chinatown


From Koreantown


 "男"も"女"も実際にそのひとの人生や人間関係において何か影響を与えるような概念ではない。「しようと思えばどっちとでもセックスはできるし、結婚だってできるし(カナダは同性婚可能)、どっちでもいいじゃん?子供なんて養子をもらえばいいし(きちんと確認できていないのだけれど、実子か養子かで権利に差が出たりしないのでは)」ということらしい。

 年齢もまた然り。社会全体の平均的ライフステージみたいなものが存在しないので、「いい年して」という感覚もない。いくつだろうが、いくつでなにをしてようがそれはそのひとについて何を決めるものでもないようだ。よくもわるくも、年長者を敬う道徳規定がないし…。

 こうして考えてみれば、なぜカテゴライズするのかがとても不思議に思えてくる。たとえば日本における"F2"なんてのはまだわかりやすくて、マーケティングの対象を規定するのにそれなりに便利だというのは想像できる。でも自分やひとが"草食系男子"かどうかで何か変わったりするのだろうか?自分がなにものであるかをいわば外側から、既成の枠組みの範囲で決められてしまうというのはなかなか不自由だ。

 じゃあカナダでマーケティングの対象を設定するときってどうしてるんだろうねー、というところに話は向かった。ほんとにどうしてるんやろう…。



 自分の"あたりまえ"が底から揺らぐ気持ちよさ。これだから流浪ライフは楽し。――つづく

From Days

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